わかること
- TOEICのPart7のスコアを伸ばしたい人は精読がおすすめ。
- 精読は速さよりも正確性を重視。
- 語彙力や英文法の知識が足りない場合はスタディサプリ ENGLISHで補強。
TOEIC試験はリスニングとリーディングに分かれていますが、リーディングが苦手、なかなかスコアが伸びないという方も多いですよね。
たくさんの文章を読んで、たくさん問題に答える練習をしているのにうまく手応えを感じられないということも。
リーディングパートはTOEIC試験のPart5〜7で、配点はTOEIC試験全体での半分になります。
高得点を目指すのであれば、着実に力を付けたいのがTOEIC試験のPart5 〜 Part7のリーディングパートです。
リーディングのスコアを上げるためにおすすめの方法が「精読」という学習方法です。
精読とは
精読とは 英文の単語、文法を丁寧に読み込んでいくこと。
精読とは英文を分解して、文法や単語の意味を把握して文章の内容を適切につかんでいくことです。
特にTOEICは試験問題なので、誰が読んでも同じような理解になる文章になっています。
もしも読む人によって解釈が変わるような文章の書き方だと、公平にスコアを採点できないからです。
注意点として、よく勘違いされることですが「精読=頭の中で日本語に訳すこと」ではありません。
頭の中で日本語に訳していると、TOEIC試験の場合だと時間がなくなってしまいます。
精読は頭の中で日本語に翻訳して意味を理解するのではなく、英文の中で文章のかたまりを自分で作って、意味を把握する作業です。
「速さ」よりも「正確さ」を重視します。
精読がおすすめの人
これらの人に英文の精読がおすすめです。
もしもまだ語彙力、英文法の基礎に不安があるなら、スタディサプリ ENGLISHのTOEICコースで語彙力と基礎的な英文法を鍛え直しましょう。
スタディサプリ ENGLISHのTOEICコースでは、TOEICテスト初学者のために基礎講座という学習コンテンツがあります。
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まずは基礎講座の基礎英文法からスタート。#スタディサプリenglish #スタサプ #TOEIC pic.twitter.com/gUlEa04SKn— くろこの学習帳 (@chrocorocoroco) June 11, 2021
スタディサプリ ENGLISHのTOEICコースには、中級者〜上級者向けの学習コンテンツだけでなく、初学者向けの学習コンテンツがあります。
英文の精読をするためには、語彙力と英文法の知識が必要です。
最初からTOEIC対策の参考書を購入して、単語や難しい英文法に取り組むと「TOEIC対策の勉強に頑張れてる〜!」と充実感を感じますが、本当に大切なのは基礎的な部分の理解です。
この基礎の部分がしっかりしていないと、いくらTOEIC試験の問題を解いて解説を読んでもなかなか理解できないという現象になってしまい、余計に勉強時間がかかります。
TOEIC試験の初学者向けの学習コンテンツが豊富に入っているスタディサプリ ENGLISHでは月額3,000円前後で、TEPPAN英単語で語彙力の増加、基礎講座や関先生の英文法の動画講義で基本的な英文法を学習できます。
Part7に強くなるための精読
No. 147 What is suggested about the car?
(A) It was recently repaired.
(B) It has had more than one owner.
(C) It is very fuel efficient.
(D) It has been on sale for six months.
こちらはTOEIC公式サイトにあるPart7のサンプル問題です。
これだけの長文なので、ざっくり読んでいると必ずひっかけになっている間違った選択肢を選んでしまいます。
ちなみにこの問題の答えはAが正解です。
TOEICの長文読解などの問題でやってしまいがちなのは、なんとなくの流し読みや雰囲気で文章を読んで回答してしまうことです。
このニュアンスで文書を理解してなんとなく正解っぽい選択肢を選んでいると、TOEIC試験のスコアがなかなか伸びません。
きちんと英文の意味を理解することで、ひっかけ問題や微妙に違う選択肢を選ばないで正解の選択肢を見分けられるようになります。
丁寧に読んでいると時間切れになるかもという心配がありますが、そこは心配いりません。
精読の練習をしていると、「こんなに丁寧に英文を読んでも本番では時間がないからTOEIC試験の練習にならないのでは?」と思ってしまいがちですが、だんだんと読むスピードは上がってきます。
Part7のような長文読解の問題こそ、実際は正確に速く読むためには精読の練習からスタートしないといけないのです。
「精読せずに分からない問題は捨てていい」という意見もありますが、目標とするスコアによっては捨て問をなるべく作らずに着実に答えられる問題を増やしていきたいところです。
捨て問が多いと、TOEICのスコアが全然伸びないです。
もしも当面の目標が500点以下のスコアを目指すなら、精読せずに不明な問題を捨てるスタンスでも良いかもしれませんが、
読むのが遅い理由
単語や文法を知らない場合と長文読解の問題を解き慣れていないのは、時間をかければ知識が増えて読解問題を解くスピードが上がってきます。
文章を読んで内容を理解しても、選択肢を選ぶ段階で考えてしまい時間がかかるというパターンもあります。
考えて選択肢で迷ってしまい時間がかかるパターンの改善方法も結局のところ、問題をたくさん読んで慣れていくしかありません。
精読ができるようになるポイント
これらのことに気をつけていれば、時間はかかりますが自然と精読のスピードが速くなっていきます。
精読の方法・手順
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1単語をチェック
まず最初は文章全体を見て、知らない単語をチェックすることから精読をスタートします。
ここで大切なのは、意味を知らない単語をすぐに辞書で調べないことです。
知らない単語の意味は前後や文脈から意味を推測する練習をしましょう。
この能力は本番の試験でも必ず役に立つ能力です。
また意味を推察して、念のために辞書で調べたときに自分が思っていた意味と合っていたら記憶への定着具合も段違いに変わります。
なので、すぐに辞書を使わずにまずは意味を推察するところから始めましょう。
ちなみに解答の日本語訳で単語の意味を調べるのではなく、辞書で調べることが大事です。
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2文の構造を確認する
最初は「主語」「動詞」のチェックぐらいでいいで大丈夫です。
あまり難しいことを最初から意気込むと、楽しく感じられないので長続きしません。
まずは「主語(S)」「動詞(V)」が分かれば、文章の下に「S」「V」をメモしておきましょう。
そこから徐々に単語の下に「目的語(O)」や「補語(C)」などを書けるようになっていければ大丈夫です。
step
3スラッシュを入れる
スラッシュを入れて読みやすくします。
コツとしては文章の中のかたまりごとにスラッシュを入れるということぐらいです。
スラッシュを入れる位置ですが、自分が読みやすい、意味を把握しやすい場所にスラッシュを入れられればそれで大丈夫です。
慣れていないうちはスラッシュの数が多くても不安になる必要はありません。
その方法で正解です。
だんだんとスラッシュの数を減らしているようにということだけ、頭の片隅に置いてスラッシュでどんどん区切っていきましょう。
精読におすすめの教材
TOEIC試験の勉強をしているので、TOEICのPart7の問題を使いましょう。
もしもPart7の問題が難しいなら、Part5やPart6の問題からスタートしても大丈夫です。
分厚いリーディングパート専用の本やTOEIC公式問題集を買ってきても良いのですが、問題数が少なかったりします。
TOEIC公式問題集にはTOEIC2回分の問題しか入っていないので、解く問題量が足りません。
おすすめはスタディサプリ ENGLISHのTOEICコースです。
スタディサプリ ENGLISHのTOEIC® L&R TEST対策コースには、TOEIC20回分に相当する問題がぎっしりと詰まっています。
しかも最初の1週間は無料体験で、お金をかけずに利用できて分からない英文法を動画で学習することができます。
いつも時間が足りない・・・!TOEICのPart7攻略のための精読のまとめ
まとめ
- リーディングパートの点数を上げるためには「精読」が有効。
- Part7などの読解が苦手な人はまずはゆっくりと精読をすること。
- 精読は脳内で日本語訳に変換する作業ではない。
- 英文にスラッシュを入れてかたまりにして、意味が把握できるように。
- 語彙力と文法の知識が足りない場合は随時、補強する。
- 練習に最適なのはTOEICの対策問題。
- スタディサプリ ENGLISHはTOEIC試験20回分の問題が収録されている。
- スタサプのTOEICコースは月額3,000円前後。