わかること
- TOEICのテストは同じ選択肢を塗り潰し続けるだけだと180点も取れない。
- 全体で200問あるけど1/4の正答率で同じ選択肢を塗り続けても、TOEICの運営側で対策をされている。
- 990点満点で1/4の250点には同じ選択肢を塗り続けても到達しない。
- 普通にちゃんと考えて選択肢を絞ってから正解を当てに行く方がまだスコアは上がる。
結論からお伝えすると、TOEIC試験の回答を全部(A)などで同じ選択肢を選んでも、990点のうちの1/4の得点である250点に届かないように設計されています。
TOEIC試験では運営側がしっかりと、このような対策を行っています。
なのでTOEIC試験の対策をできていなくても、きちんと頑張って問題を解く方が高いスコアを獲得できます。
TOEIC公式サイトからの回答が秀逸
TOEICテストは200問の問題があって、回答の選択肢は4つなので1/4の確率で正解すると思いますよね。
1/4の確率で正解するので、990点満点だと単純計算で250点ぐらいは取れると思いますが、実はそうではありません。
しっかりとそういった塗り潰しだけの回答に対策をしているのが、TOEICです、
【TOEIC L&R】TOEIC L&Rはマークシート方式ですが、選択肢のAだけに印をつければ、4分の1の確率で正解を狙えるのではないですか?
この質問に対する回答がこちらです。
ご指摘のように多肢選択式のテストにおいては、選択肢のAだけBだけ、あるいは問題を見ずにでたらめに解答用紙に印をつけても、一定数の正解を得る可能性があり、TOEIC L&Rにおいてはその確率は約4分の1で、200問中の50問位は正答となります。これをテスティングの専門用語ではChance Scoreといいます。
しかし、TOEIC L&Rスコアは正答1問につき5点といった単純な方法で出しているわけではなく、こういったChance Scoreにも対応した特別な換算表を使ってTOEIC L&Rスコアを算出しています。 そのため、たとえ正答数が4分の1であってもそこから算出されるTOEIC L&Rスコアは4分の1の250点どころか6分の1にも満たないような非常に低いものです。これはTOEIC Programを開発したETSが、それ以前に外国人留学生を対象としたTOEFLというテストを開発し、実施してきた経験等から生み出した独自のノウハウです。
一例を上げますと、TOEIC L&Rの作成には言語学の専門家に加え、心理学や統計学の専門家が加わりそれぞれの立場からテストを実施した際に起こるであろうと予測される問題の解決にあたっており、それだけテストとして完成度が高いものになっているということです。 TOEIC L&Rは単純な確率論を期待したような解答に対しては、それなりの低いスコアしか出てこないような設計になっているのです。
TOEIC公式から塗り潰したマークシートへの回答を簡単にまとめると
- 確かに200問で1/4の選択肢なので50問の正解をしそう。
- でもTOEIC運営はそういうことを見越している。
- なので全部同じマークを塗り潰しても1/4の点数にはならない。
- 1/4の点数は990点満点で250点だけど、塗り潰し対策をTOEIC運営でしている。
- 全部を同じ回答で塗り潰した場合の想定スコアは1/6以下。
という回答です。
つまり例えば全部の回答を(A)で塗り潰しても、1/4の点数の250点前後にはならず、
1/6以下の160点にも満たない
ということです。
結局TOEIC試験では全部を塗り潰しても大したスコアにはなりません。
初めてTOEICを受ける人が目指すべき点数
わからないなりにも直感でそれなりに考えて、初めてTOEICを受ける人が取れるスコアは250 〜 300点と言われています。
同じ選択肢を何も考えずに、例えば(A)ばかりを塗り潰すよりはわからないなりにも考えて回答する方が点数が少しでも上がります。
ちなみに初めてTOEICを受ける人が目指すべきスコアは400点 〜 600点ほどです。
英語に対する苦手意識があるかもしれませんが、意外と簡単に答えがわかったり2択まで絞れて最後は直感みたいな回答の繰り返しでも、それなりの点数を取得できたりはします。
初めてTOEICを受ける人でスコアが気になる方は「TOEICテストを初めて受ける人が目指す点数とその後の勉強法や目標の立て方」をチェックしてみてください。
TOEIC試験での初受験のスコアや試験が終わった後の勉強方法など、参考になるかと思います。
時間がない人、英語が苦手な人に試して欲しい勉強法
せっかく時間とお金をかけてTOEICテストを受けるのなら、勘で全部の問題を塗り潰すよりも、少しでも正答率を高められた方が良いですよね。
ただこれまで英語の勉強に
- 苦手意識を持っていた
- なかなか勉強時間が取れない
という悩みもあったりする人が多いと思います。
そんな「英語があまり得意ではない」「勉強している時間がない」人向けの、おすすめのTOEIC対策をご紹介します。
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TOEICで同じ選択肢の塗りつぶしは点数180点以下になるように設計されているのまとめ
まとめ
- 同じ選択肢を200問、ずっと塗り潰しても1/4の正答率にはならず、1/6以下のスコアになる。
- TOEIC試験は満点が990点なので1/6は180点以下のスコアになる。
- 同じ選択肢を塗りつぶすよりも4つのうち2つまで選択肢を絞ってから、勘で答える方がまだ正解する。
- TOEICの公式からの回答でも分かる通り、同じ選択肢ばかりを塗る方法は運営側で対策している。