わかること
- 中国人の英語は聴き取りにくいこともあるかもしれないが、人によって変わる。
- 確かに中国語のピンインのように文章が上げ下げしやすい傾向はある。
- 英語も日本語の方言のように地域ごとで微妙に変わる。
- 中国人の英語が聴き取りにくい場合の対策法をご紹介。
![](https://tsuneweb.com/wp-content/uploads/2020/09/chihuahua.png)
確かに中国人の英語は、中国語のピンインの癖が残っていると発音が上下して聴き取りにくかったりします。
「中国人が〜」というように1つの主語にまとめてしまうと、話が乱雑すぎて良くないのですが、中国語のネイティブスピーカーの人と英語で話すと、聴き取りにくいかもしれないということがあったりはします。
中国人でも国際ビジネスの経験がある人や留学したことがある人、中国国内にいてもスピーキングの練習をしっかりしている人はとても発音が綺麗です。
あくまでも中国人の全体の話ではなく、中国語の癖が英語の会話のときに残っている人の英語が聴き取りにくいという場合のお話です。
![](https://tsuneweb.com/wp-content/uploads/2020/09/chihuahua.png)
![](https://tsuneweb.com/wp-content/uploads/2020/09/prof-pic.png)
中国人の英語が聴き取れなくて悩んでいる人に少しでもアドバイスになればと思います。
![](https://tsuneweb.com/wp-content/uploads/2020/09/chihuahua.png)
![](https://tsuneweb.com/wp-content/uploads/2020/09/prof-pic.png)
地域が違えば聴き取りにくい英語がある
そもそも英語が聴き取れないのは、中国人の話す英語だからというよりも、地域が違うから聴き取りにくいのが原因ということがあります。
地域が違えばネイティブスピーカーでも大変
英語について、以前アメリカ人からこんな話を聞きました。
そのアメリカ人の方は、アメリカの都心部の出身で生粋の英語ネイティブスピーカーです。
世界中で英語は使われていますが、日本人がイメージする「英語」というのはアメリカ〜カナダ、北米圏あたりの英語をイメージしている人が大半なので、このアメリカ人の方は本当に日本人が理想とする「英語」を話す人です。
そのアメリカ人の方が以前、日本の外国人コミュニティでヨーロッパ人やオーストラリア人など、色んな国のこれもまた英語のネイティブスピーカー同士が話す場に居合わせたそうです。
その際に、イギリス人やオーストラリア人など確かに英語ネイティブの人たちばかりだったのですが、みんな好き勝手に話すと何を言ってるかわからない状況になったそうで・・・。
そこでアメリカ人の方が「ちょっと待って、ちゃんとお互いにわかりやすく話そう!」と言ってようやくコミュニケーションが取れ始めたとのことです。
アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人など英語を母国語とするネイティブスピーカーの方達でも、地域ごとの英語の癖があるのでお互いに聴き取りにくいということがあるようです。
日本語でいう方言のようなもの
日本語でも同じようなところがありますよね。
北海道と沖縄では方言が違いますし、標準語と関西弁、博多弁など地域によって言葉の癖があります。
![](https://tsuneweb.com/wp-content/uploads/2020/09/chihuahua.png)
![](https://tsuneweb.com/wp-content/uploads/2020/09/prof-pic.png)
確かに中国本土の方の英語は聴き取りにくかったりはする
僕は北京に住んでいたことがあり、中国人の友人がたくさんいたのですが、中国語がうまく話せないうちは優しい中国人の友達は頑張って英語で話しかけてくれました。
でもその英語が聴き取りにくく、少し苦労したこともあったのです。
英語が聴き取りにくいだけでなく、微妙に意味やニュアンスが違っているとなおさら混乱したんですよね。
でも中国人の友人たちがとても優しかったので何度か聞き返して、言いたいことの意味を解きほぐして。
そうしてやっと伝えようとしている意味を理解するという感じでした。
何が聴き取りにくかったんだろうと思うと、地域性ももちろんあったのですが、やっぱり発音の上下です。
中国語は歌のような言語で、発音が日本語よりもたくさん上下に変化します。
ピンインと呼ぶのですが、正確には中国語の標準語とされる北京語にピンインは5つあります。
よくピンインが4つと呼ばれるのですが、軽音も含めると5つですね。
ピンインがわかりにくい人のためにイメージしてもらうと、日本語でいう「花」と「鼻」の違いのようなものです。
微妙に音を変えて、「花」と「鼻」を区別しますよね。
中国人の人は英語の文章でピンインの癖の影響か、必要以上に音の上下があるので日本人からすると中国人の英語が聴き取りにくいと思ってしまいます。
なお、冒頭の話を繰り返しますが中国人の全体が英語を聴き取りにくいと言うわけではありません。
「中国人が〜」と言うふうにまとめると主語が大きすぎて、話が乱暴になってしまいます。
国際ビジネスや海外での留学経験が長い、英語のスピーキングの勉強をとても頑張っている中国人の英語はとても聴き取りやすかったりします。
あくまでも人によると言うところです。
対応策1:とにかく慣れる
中国人の英語が聴き取りにくい場合の1番の対処法は、
とにかく慣れる
ことしかないです。
例えば先ほども例に出した通り日本語でも、地域によって言葉の使い方、細かくいうと口の開け方の癖があったりして聴き取りにくい地域があったりします。
また他にも赤ちゃんや幼児、小さい子どもと話していると慣れていないと何を言っているのかわからない。
けれどもだんだんと慣れてくると、何を言っているのかわかる。
そういうことに遭遇した方もいらっしゃると思います。
赤ちゃんや幼児、小さい子とはもちろん違いますが、聴き取りにくい言語を聴き取れるようになるためには、慣れというのが最も効果的で強い解決策です。
なおDMM英会話では、中国本土とは違いますがマレーシアなど中華圏の先生がいます。
マレーシアは公用語が英語なので綺麗な英語を話す人が多いですが、中国語の中の北京語や広東語などを話す人も多いので、何か参考になる意見をもらえたり、中国語訛りを含んだ英語の練習をリクエストするとできるかもしれません。
対応策2:「ゆっくりハッキリ」とお願いする
慣れるまで時間がかかるということもありますし、こちら側の努力だけでなく相手にも伝わるコミュニケーションの努力はしてもらいたいです。
その際のキーポイントになるのは、
ゆっくりはっきりと喋ってもらうこと
です。
僕が思うに英語が聴き取りにくい原因のほぼ第一位は「何を喋っているのかわからない」という当たり前すぎることなのですが、理由として地域によっては話し方が早かったり、モゴモゴとはっきり喋っていないことが原因だと思います。
なので、中国人の英語がわからないと片付けて慣れるまで待つというのも大事ですが、お互いに協力するということでゆっくりハッキリと英語を喋ってもらうようにしましょう。
対応策3:紙やスマホに書いてもらう
少しずつ慣れるようにコミュニケーションを取り、ゆっくりハッキリ喋ってもらっても、それでもたまにまだ聴き取れないことがあります。
その際は紙やスマホに書いてもらいましょう。
対応策4:翻訳機を使う
先ほどの対応策3でお伝えしたように、スマホに書いてもらうときに翻訳アプリを利用すると、さらに便利です。
というのも、ニュアンスが間違っている場合があって、ニュアンス違いで何を言っているのかわからないこともあるからです。
例えば日本語だと薬は飲むものですが、中国語では薬は食べるものです。
そういった微妙なカルチャーの違いもあったりするので、中国語のネイティブスピーカーの英語がわかりにくく、意味を把握しにくいこともあります。
翻訳アプリを利用すると何を言いたいのかハッキリとわかるので、最終手段としてスマホアプリの翻訳機を利用するようにしましょう。
翻訳アプリを利用することは、何も恥ずかしいことではありません。
慣れてくると翻訳アプリを使わなくても、お互いに意思疎通ができてきます。
注意点としては自分のスマホを利用するとき、相手に合わせた中国語の文字入力ができるようになっているようにしましょう。
中国本土の人の場合はアルファベットのピンインでの文字入力、台湾人の人が相手の場合はアルファベットの拼音ではなく、ボポモフォで中国語を入力できるようにしておきましょう。
【番外編】中国語を勉強してみるのも1つの解決策
中国人が話す英語がわからないということでお悩みなところ、元も子もないかもしれないことを言うと、いっそ中国語を勉強してみるのも良いのかもしれません。
僕は北京でゼロから中国語を勉強して、半年無いぐらいでHSK4級に合格しました。
HSK4級は中国政府が公認している、国際的に使える中国語の検定試験です。
4級レベルは中国にある文系の大学を受験できるレベルに相当します。
HSK4級の合格体験について、詳しくは「4.5ヶ月で合格!HSK4級の難易度は過去問をやりこむだけ。単語数は1200程度」をチェックしてみてください。
中国語は日本語と同じ漢字を使うのと、たまに発音が似ている、もしくは同じ単語や漢字があるので勉強しやすいです。
相手の言語に合わせて、向こうの母国語を少しでも話せるようになっていると好印象を抱かれやすいです。
日本でも外国人の人が頑張って日本語を話してくれていると、親近感が湧いてきますよね。
それと同じで中国人の英語がわからないこときっかけでも、中国語を勉強すると相手の親近感は高まりやすいと思います。
中国語はピンインだけが難しいので、興味のある人はまずはオンライン英会話で中国語を体験してみるのも有りですね。
【経験談】中国人の英語をうまく聞き取れない原因と対応策のまとめ
まとめ
- 中国人の英語を聴き取れないのは、中国語のピンインの上げ下げが原因になっていることが多い。
- 対処法としては、慣れる、ゆっくりハッキリ話してもらう、紙に書く、スマホで翻訳アプリを使う。
- そもそも英語を母国語とする国同士でも、丁寧に話さないと地域ごとの訛りがあるので意思疎通が難しい。
- 中国人の中でも国際ビジネスの経験がある、留学に行っていた、中国国内でもスピーキングの練習を頑張っていた人など発音が綺麗な人はたくさんいる。
- 「中国人」というように1つの単語にまとめてしまうと、英語を聴き取れない原因が見つけにくくなってしまう。
- 日本語にも方言があるように英語にも訛りがあり、地域ごとに違うのでゆっくりハッキリ丁寧に話してもらうようにする。