わかること
- 東大首席が教える超速「7回読み」勉強法の紹介。
- この本がおすすめな人。
- 後半ではネタバレを含めて、「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」の感想と実際にやったこと。
山口真由さんは
- 大学3年生で旧司法試験合格
- 東京大学首席で卒業
- 財務省で働く
- 大手弁護士事務所で働く
- ハーバードの大学院を卒業
という目まぐるしいほどの経歴の持ち主です。
別に小説とかではないので、ネタバレしても大丈夫だと思います。
ネタバレを少しした上で、「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」を読むと、なお内容の定着になるのかなと。
おすすめな人
おすすめの人
- 勉強するのが苦手。
- 仕事や学校でインプットする機会が多い。
- 超高速で仕事や資格の勉強をしないといけない。
- 勉強のモチベーションが続かない。
- 知識がなかなか定着しない。
だから、モチベーションが低くても続けられる勉強法が知りたくて。
【ネタバレ有り】「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」の感想
- 「認知」と「理解」の違い。
- モチベーションが低くても継続できる。
- 基本的に流し読み、繰り返しがベース。
- 分からなくても止まらない、ページをめくる。
- 集中力が切れても続ける。
「認知」と「理解」の違い
まず「認知」と「理解」の違いについてです。
例えば、知らない単語に初めて出会うとします。
初めて出会ったとき、「世の中にはこんな言葉あるんだなぁ〜」と知ります。
これが「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」でいうところの「認知」です。
その単語の使い方や意味が知らない、そういう段階です。
そしてその単語の認知を繰り返すと、だんだんと理解していきます。
つまり、とっても簡単にいうと
- 「認知」→ 見たことがある。知っているレベル。
- 「理解」→ 使い方や意味を知っている。
本や参考書などを読んで、1回目から理解しようとしてはダメ。
2回目、3回目もまだ流し読みで「ふーん、大体こういうことが書いてあるんだ〜」レベルの理解というか、まだ認知のレベル。
そして、7回目までに内容を定着させて理解する、この流れのベースにあるところが「認知」と「理解」の違いです。
何回か触れることでハードルが下がって、継続できるんですよね。
モチベーションが低くても継続できる
基本的に1回で理解せずに何回かかけて全体像を把握して、分からないところは飛ばして読んでを繰り返していくので、
モチベーションが低くても、継続できる勉強法
だなと思いました。
勉強するとき、「さぁこれから頑張るぞ!」と気合を入れることは大事ですが、その気合はずーーーっとは続かないもの。
むしろ、毎日ずっと気分がノッてるなんてことはなくて。
気分とかやる気にはムラがあるものです。
低いモチベーションで、すーーーーーっと勉強を続けていける方法が「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」には書いてあります。
基本的に流し読み、繰り返しがベース
先ほども触れましたし、「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」のタイトルからも想像できる通り、繰り返しがベースです。
最初からガッチリと理解していくというよりも、1回目〜3回目あたりまでは流し読みで、「どんな単語があるのかな」「どんな内容が書かれてあるのかな」を知るレベル。
このとき、頭の中で声を出して黙読する必要もないらしいです。
目に入ってくる漢字や単語を拾うレベル。
単にほんと、文字を読むというか見るというニュアンスなんだと思います。
チラシとかカタログって、隅から隅まで文字を追わないですよね。
気になるところは文字を追いかけて、あとはざっとページをめくって入ってきた単語を認識する。
この方法だから、1冊30分ぐらいで終わるらしいです。
ざっと短いアニメを見てるレベルw
ほんとざっくりと流し読みのレベルではありますが勉強しなきゃいけない全体像を把握できるので、勉強するときに重点的なポイントがわかったり、自分が苦手としてる部分を早い段階で把握できるそうです。
ちなみにこの勉強法は東大の先生たちに伝えた際に、ちょっとびっくりされたそう。
分からなくても止まらない、ページをめくる
確かに本を読むって考えると1日300ページも読んだりするのは、疲れたりエネルギーが要りますよね。
それも毎日とか仕事終わりだと、できたりできなかったりします。
でも例えば「本を読むではなく、ページをめくる」っていうだけだと、どうでしょう?
読むのではなく、単にページをめくるだけ。
どこにどんなことが書いてあるなぁって認識するだけで良いんです。
集中力が切れても続ける
人によって、状況によって変わるらしいのですが、山口真由さんは
集中力が切れても、とにかく続ける
だそうです。
というのも理由があって、集中力が切れて休んだときに「あぁ休んでしまった・・・」という罪悪感があるそうで。
これ、割と自分もわかるんですよね。
疲れて休みたいなぁって思って、いざ15分・・20分・・・25分・・・・と休んでしまい、「うぅ。。。」と罪悪感が出てくる。
そして「罪悪感」を払拭するために、焦って集中してまた疲れるみたいな。
もしも休んで「あー休んだー!また頑張るぞー!」と、気持ちよく切り替えができるのであれば、休んでも良いと思います。
ですが、休んだことで罪悪感があって精神的に休まらないのであれば、いっそ休まずにそのまま続けてしまえば良いのではないでしょうか。
もしくは、続け方を変える。
1時間、手を動かして疲れたから今度は手を休めて耳だけを使うなど、体の中の使う場所を変える。
山口真由さんも目が疲れたら、耳を使って英語のインプットをするなど、工夫をされていたそうです。
それでも疲れて続かないときは、1日の中でどうせやらないといけないことをする。
例えばご飯を食べる、お風呂に入る、洗濯物をするなどです。
でもそうじゃなく、心が休まらないならそのまま続けてしまって良いんだと思います。
本書を読んでやってみようと思ったこと、やったこと
仕事上、インプットをしなきゃいけないことが結構たくさんあるんです。
なので、この1時間でこれだけ終わらせるという風に肩肘張って、力んで気合をいれるということが頻繁にありました。
ですが、「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」を読んで
肩肘張らずに、力を抜いて頑張る方法を知れた
という感じです。
人間は
- ツライことから逃げる習性
- 隙間を埋めたがる習性
があります。
「ツライことから逃げる習性」があるので、読書や勉強のハードルを下げておく。
「隙間を埋めたがる習性」があるので、流し読みを繰り返して断片的な知識を仕入れる。
かなり理にかなった方法が「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」なんだと思います。
すぐには7回読みを習得はできないけど、まずは少しでも習得できるように意識してみる。
【余談1:他の本もおすすめ】「天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。」
「天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。」の本は、
- 努力すること
- 継続すること
について、山口真由さんの経験に基づくに37の方法が具体的に書かれています。
内容的には「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」と似ているところ、被っているところもありますが全体的には被っていないように思えました。
詳しくは「【感想】山口真由さんの「天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。」を読んで」を参考にしてみてください。
【余談2:山口真由さん出演】Abema TVのしくじり先生が面白かった
勉強が進まない社会人の解決策。東大首席が教える超速「7回読み」勉強法の感想のまとめ
まとめ
- 7回読みは力まずに勉強や仕事、資格の勉強が続けられる方法。
- かなりハードルを低く設定して取り組むので、継続がしやすい。
- 繰り返し読むことで、知識の定着や理解を深める。
- まずは「認知」で、そこから「理解」に進む。
- 集中力が切れたら「罪悪感」とのバランスを計る。
- 疲れてる器官だけ休めて、他の疲れてない器官を使う。